コロナと中医・漢方 ~感染に負けない体を作る、湿熱~

 

 コロナウイルス感染症は、中医では『温病』として扱われることが多いです。

 古来、中医では、体質と感染症の関係が研究されてきました。温病では、①気虚、②陰虚、③陽虚、④痰湿、⑤湿熱、⑥痩燥質 などの体質との関係があると言われています。

 今回お届けするのは、『湿熱』体です。

 体質を知って、養生を心がけ、感染症に負けない体を作っていきましょう!

 

・『湿熱』タイプ とは

 せっかちで怒りっぽいタイプの方がいます。そんな方は、ギトギト型(湿熱)かもしれません。

 生まれつきの体質に加えて、生活習慣の影響を強く受けます。例えば、タバコやお酒、夜型の生活などは湿熱を引き起こしやすいとされます。また、長期にわたるストレスや、酒で憂さを紛らわせるなどの生活も、湿熱を引き起こすことがあります。

 中医学的には、湿は陰、熱は陽に属し、二つのタイプが混在しています。

 季節では、夏や秋は蒸し暑く、湿気が多いシーズンです。湿と熱が人体に影響して、相対的に熱の症状を起こし易くなります。

 

 湿熱タイプの方は、顔色が黄色っぽい色や暗い色になりやすく、オイリーになりがちです。

 肌のトラブルでは、ニキビなどが化膿しやすく、腫れや痛みが出やすい傾向があります。

 歯は黄色っぽく、歯肉は赤っぽく、舌が赤くて舌の苔が黄色いことが多いです。

 

  まずは、中華中医薬学会湿熱スコア表をご覧ください。 

  湿熱スコアの合計: 16点≦   湿熱タイプ

            15.14点  傾向あり

            13点≦   ちがう

 

  いかがでしたか?

 

・ 湿熱タイプの体質改善

 体に溜まった湿熱を取るため、消化吸収の機能を整え、体の熱を冷まして余分な体液を出す方法が有効です

 まずは、消化吸収を整え、よけいな水を出し、体力をつけます。

 体を清潔に保ち、生活のリズムを整えて夜型の生活などを避けます。

・ おススメの食材

 セロリ・大根・ナス・キュウリ・スイカ・へちま・苦瓜・昆布 など

 夏には、ハトムギ・緑豆・茯苓・インチンなどで湿を追い出します。

・ おススメでない食材

 辛いモノ・脂っこいもの・甘いもの など

 お酒は控えめに。

 

 以下、おススメの食材として苦瓜を取り上げます。

 

① 苦瓜

 

Taiwan 2009 Tainan City Organic Farm Bitter Gourd FRD 7956.jpg

(画像は、ウィキペディアより転載

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B7

 

 苦瓜は涼瓜という別名があり、夏に清熱の野菜として食卓に並びます。

 苦瓜は、熟して黄色くなっていない青いものが良いとされます。苦瓜には、消炎退熱の効果があり、苦みの成分には食欲増進と胃腸を元気にする作用があります。

 その他にも、利尿作用や目をすっきるさせる作用があるとされます。

 中医学的に、苦瓜は、糖尿病や癌の患者さんに有用な食材です。

 子宮収縮作用などがあるとされ、妊婦さんにはおススメではありません。

 

 ウィキペディアで『苦瓜』を調べていて、ビックリしたこと。苦瓜が、『ツルレイシ』で載っていました!

 なんでも、『イボに覆われた果実の外観と、完熟すると仮種皮が甘くなるという2つの形質が、レイシ(ライチ)に似ていることに由来する。』ということ。

 

  熟すと、左側の様に黄色くなります。

 

  熟した実がはじけたところ。

 

  確かに、苦い『瓜』なので、熟すと甘くなると言われれば、そうかと思いますが、まったく知りませんでした。