名は体を表す!?~“中”は“おなか”~
補中益気湯
漢方を学ぶ際の、大きな壁
薬の名前に漢字が多くて、何の薬かよく分からない!
漢方の弱み、泣き所のひとつです。
でも、大丈夫!
実は、良い方法があります!
名前の読み方を知っているかどうか、それがキモの部分です。漢字であることこそが、強みになるのです!
まず、“中”は、“おなか”です!
・・・、・・・、よけい分かりにくい??
人体を上/中/下に分ければ、真ん中あたりに腹部が来ます。
『腹部』は、『おなか』! こう覚えておけば、忘れません。
前回の『3大補剤』のひとつ、補中益気湯。
これを分解します。
『補』は、『おぎなう』。 不足している要素を補うことです。
『中』は、『おなか』。 腹部です。消化吸収の能力を含みます。
『益』は、『益す』。 文字通り、増やすこと、マシマシです。
『気』は、『生命エネルギー』
『湯』は、『スープ』。 中国語では、お湯ではなくてスープのことです。
これらを合わせれば、
『お腹を補い、生命エネルギーを増すスープ』
『お腹すっきり、元気マシマシのスープ』!!
お腹の調子が悪く、消化吸収の力が弱くて、弱々しい。そんな方にピッタリのスープであることが分かります!
名前を見れば、どんな人におススメの漢方薬か、一目瞭然!
『そのまま、やんけ!』 思わず、ツッコミたくなる!?
しかめっ面をしていれば、漢方が上手になるわけではありません!
コツさえ分かれば、漢方がどんどん好きになる!
カモ、しれない