体質別養生法 ~お血~
体質別養生法、今回は『お血』についてお話します。
えーーっとぉ、『お血』って、なに??ってところから話が始まってしまいますが、
(;´д`)ゞ
漢方や中医学の考え方で、人体を『気/血(けつ)/水(すい、津液とも)』の3要素に分類して病態を考える方法があります。
『気/血/水』が体をスムーズにめぐっている状態が健康、めぐりが悪い状態が病気です。この3要素のめぐりが悪い状態として、『量が足りずに、めぐりが悪い』と『量があっても、めぐりが悪い』の2種類があります。
つまり、3要素に各々2種類の病態、つまり3×2で6種類の分類が基本です。
『お血』は、『血』の『量があっても、めぐりが悪い』状態です。
西洋医学的な病態は、よく分かっていません。乱暴な言い方をすれば、『お血は、血のめぐりを良くするとされる治療法でよくなる病態』です。このあたりは、臨床で活用するための分類なので、あまり深く悩まずに話を進めます。
具体的な症状として、
・ 顔の色が比較的黒っぽい
・ 目の下にクマができやすい
・ 鼻や唇が紫色
・ 一番の特徴は、顔に斑が多いこと
こんなタイプの方に、おススメの養生法をを届けします。
他にも、
・ 髪の毛が抜けやすい
・ 唇の色が暗い
・ 舌の裏にある静脈が怒張している
・ アザができやすい
・ お肌がガサガサ
・ ひどくなると、体のあちこちが痛む
・ 血を吐いたり、便が黒っぽい
等々、いろんな症状があります。
一般的に、女性で問題になる事が多く、月経関連のトラブルなんかでもよく見かけるタイプです。
次回、お血に関するスコア表をお届けします。 乞うご期待!