~がん漢方、補剤~ その2新規追加
癌などの病気で弱った体力/気力の回復についてです。
漢方の『気』は、人体の重要なエネルギーで、これを補うのが重要です。
人体の気を(いろいろとすっ飛ばして)図に示します。
特に重要なのは、生まれてからの気である『後天の気』を補うこと。
その為に、『脾』と『肺』が重要です。
気の源は、食べ物などを通じて取り入れる 『地の気』
呼吸などを通じて取り入れる 『天の気』
元気の秘訣は、『うまい食事』と『きれいな空気』
がんで気力や体力が弱るのが、『癌証』です。
漢方では、主に人体の3大要素『気/血/水』の不足として考えることができます。
『癌証』の治療に使われるのが、『補剤』です。
代表的な補剤、『三大補剤』に関して説明すれば、
①補中益気湯: 主に、『脾』を元気にし、『気』を補う
②十全大補湯: 主に『脾』を元気にし、『気』と『血』を補う
③人参養栄湯: 主に『脾』と『肺』を元気にし、『気』と『血』を補う
となります。
補中益気湯とか、薬の名前がややこしいのが、漢方の泣き所……
でも、大丈夫!
一発で覚える方法があります!
ということで、次回に続きます。