産婦人科漢方、これだけは!
~産婦人科、4大漢方薬~
漢方を学び始めたころに、師匠から聞いた話です。
産婦人科の漢方治療で名医と言われた医師がいて、診療の時には処方名をハンコで押して処方箋を作っていました。
彼が使っていた処方名のハンコ、実は4種類だけ!
今回は、産婦人科4大漢方薬です。
漢方で言われる、婦人科4大処方とは、ズバリこれだ!
この4種類をマスターすれば、産婦人科系の漢方治療、基礎はほぼマスターと言っても過言でない! それぐらい重要な処方です。
既に漢方に詳しい方は、『なんだ、これぐらい知っているゾ』と思うくらいメジャーな初歩方ばかりですが、……基本こそ奥義!
有効であるからよく使われ、よく使われるから陳腐と言われてしまう。
これは、治療にも当てはまります。
各々の処方について書きだすと、とんでもなく長くなっちゃいますので、まずは使い分けの部分から入ります。
漢方では、人体を『気/血/水』に分けて、治療を論じることが多いです。
産婦人科の分野では、『血(けつ)』に関係した病態が多くみられ、『血のめぐりが悪い』状態を、『お血』と呼びます。
『気』って何だ?とか、『血』って何だ?とか言い始めると、話が進まなくなります。
ここは、『病態を整理するための、分類の名前』だと思って、話を進めてください。
(´ε`;) つっこまないで
症状に心当たりのある方は、いらっしゃいますか?
自分は、どの薬に当てはまりそうですか?
次回、お肌のトラブルなども交えて、お届けします。