婦人科漢方 ~症状+α~

  更年期障害の漢方治療における、+α。

  まずは、以前にも出した表をご覧ください。

  『女性の節目は、7の倍数!』という話でしたが、これは治療にも直結することです。

  ずばり、治療の目標とするのは『腎』

  漢方や中医では、『腎』は、出生/成長/生殖/老化/死に直結する機能です。

  『腎』の機能の衰えは、様々な症状に直結します。更年期障害も、例外ではありません。

  症状を目標とした処方に、『腎』の機能を整える処方を+αするのが、コツ。

 

  私は、保険治療のワクの中で処方を組み立てていますが、『腎』に対しては六味丸/八味地黄丸/牛車腎気丸などを処方しています。

 

  漢方では、症状を『主』と『客』に分けて考える方法があります。

  病態の本体に対する治療が『主』、その時々の症状に対する症状が『客』とされることが多いです。

  更年期障害では、様々な症状に対する治療も必要ですが、『腎』に対する加療が本質的な治療である場合があります。

 

  どの症状が『主』で、どの症状が『客』か?

  漢方では、診断と治療は表裏一体で、治療の効果をみながら適宜判断していくことが重要です。

  治療の効き具合をみながら、治療者と患者さんが一緒に治療をくみ上げていく過程、漢方治療の面白さがあると感じています。