漢方について
皆様は、『漢方』について、どんな印象をお持ちですか?
いきなりですが、質問です。
『漢方の本場』は?
- やっぱり、中国
- 起源は、韓国
- 歴史的に、インド
- 実は、日本
さて、どこでしょう?
答えは、④日本。
漢方は、日本型の伝統医療です。
歴史的に、中国から様々な医療知識/技術が断続的に伝わってきました。
特に、江戸時代に、日本型の医療体系が発展しました。当時オランダとの交易を通じて伝わった西洋医学を『蘭方』と呼んだのに対して、『漢方』と呼ばれるようになったとされます。その流れが、現代の日本漢方の支柱になっています。
日本以外の各国の伝統医療事情は、
- 中国では、現代では中医学と言われる体系に整備されています。
- 韓国では、韓国型の伝統医学は『韓医学』と言われることが多いですが、この名称自体はかなり最近になって出てきたものです。歴史的には、中国の医学から大きな影響を受けています。
- インド型の伝統医療は、『アーユルヴェーダ』と呼ばれています。
ちなみに、『世界3大伝統医学』は、中国型/インド型/イスラム型の3種類とされます。これに、ご当地の伝統医学を加えて、『世界4大伝統医学』と呼ぶ場合もあります。『世界4大美人』に、小野小町が入っているような雰囲気かもしれませんね。現代西洋医学は、歴史的に、イスラム型の伝統医療『ユナニ』の系列です。