お酒と漢方 その2

 

  前回に続き、お酒と漢方の話です。

          生ビール日本酒赤ワインロックグラス

  お酒を飲むと赤くなる人に、黄連解毒湯

  お酒を飲むと青くなる人に、真武湯

 

  いきなりですが、二日酔いはつらい!

        ぐったり・・・  _(:3 」∠)_

  今まで、何回『禁酒の誓い』をしたことか……。

    えっ、なぜ何度もしているかって?それは、そう、うん、ゴニョゴニョ

  頭痛、めまい感、むかむか、だるさ……、

       (;≧皿≦) かんべん

  このような方は、五苓散がおススメです。

 

  実は、二日酔いの様々な症状、漢方的には『水毒』の症状と関係が深いとされます。

        波

  水毒は、漢方的な考え方で、体の液体成分の代謝異常です。いろいろな症状に関係し、『よく分からない症状をみたら、水毒として治療しろ!』と言われるぐらいです。

  五苓散は、水毒治療の代表的な薬です。

  逆に、お酒は、水毒を起こす薬!とも言えます。

  お酒を飲みながら五苓散を服用すると、二日酔いを予防できるとされます。私自身、自分の体で人体実験をしたことがありますが、確かにケッコウ良い感じでした。

 

  五苓散は、5種類の生薬を配合した処方です。構成がシンプルなので、他の様々な処方に上乗せしても使えるという、とても便利な薬です。

  例えば、『お酒を飲むと顔が赤くなって、二日酔いをする』という方には、『黄連解毒湯と、混ぜちゃえ!』という使い方があります。大正漢方胃腸薬などは、この構成を基本として作られていますね。

  五苓散によく似た処方で、茵蔯五苓散というものがあります。

  この二つは、『二日酔い』や『二日酔いのむかつき』という病名で、健康保険の適応もあります。具体的な話は、医師にご相談ください。

 

  とは言っても、二日酔いにならないのが第一です。

  お酒は楽しく理性的に、適量を!

  末永く飲酒ライフをお楽しみくださいマセ!      

    (*^o^)っ凵 ☆ 凵c(^-^*)  カンパーイ