体質別養生法 ~カサカサ型(陰虚)~
おすすめ食材、梨
カサカサ型(陰虚)のおすすめ食材
梨
写真は、中国留学中に撮ったもの
梨は、『百果の宗』と呼ばれ、ジューシーで甘みと酸味があり、『天然のミネラルウォーター』とも言われます。『宗』は、大本・本家・祖先、そんな意味です。
中医では、清心、利便、咳を止めて潤す、酒の酔いを醒ます等の効能があります。
清熱潤肺の機能を持つとされ、咳止めや痰切り、のどの調子を整えるなどの保護作用があり、中医では肺陰虚(呼吸機能系統の乾燥)と診断された患者さんに特におススメです。
梨は、空咳や口喝、便秘などの症状に使われます。
糖尿病や慢性腸炎の方は、おススメではありません。
中医的には、カニと食べ合わせが悪いとされます。
温病大師と称された、名医・葉天士(葉桂)
彼には、梨に関した逸話が残っています。
既に名医の評判が高かった彼の所に、一人の患者さんが来ました。
葉天士は、診察してこう告げます。『診断は、○×だ。 残念ながら、治らない』
しばらくして、葉天士は、その患者さんに会いました。なんと、病気が治ってピンピンしているではありませんか! ( ̄□ ̄;)!!
葉天士は、驚き、訊ねました。 『どうして、病気が治ったのですか? 』
患者さんは答えます。 『私は、あの後、他の医師の所に行きました。 診断は同じでしたが、彼は、治療法を教えてくれました。』
葉天士は、その医師の元に弟子入りする決心をして、旅立ちました。
その時、他の名医が教えた治療法が、またスゴイ。
トニカク、ひたすら梨を食べ続けるというモノ。 名づけて、 『梨、食いねェ』療法!?
・・・、・・・、かえって体に悪そうだゾ。 。(;°皿°)